鎌倉 浄光明寺 2018/11/22
山号:泉谷山
宗派:真言宗泉涌寺派
本尊:阿弥陀三尊
創建年:建長3年(1251年)
開山:真阿
開基:北条時頼・北条長時
鎌倉七口のうち亀ヶ谷坂と化粧坂に近い和泉ヶ谷の谷戸にある真言宗泉涌寺派の寺院「浄光明寺」、もとは源頼朝の発願で文覚上人が不動堂(草庵)を建てたことがはじまりで、その後、建長3年(1251年)頃、第5代執権・北条時頼、第6代執権・北条長時が開基、真阿(真聖国師)を開山に招き創建されます。
山門
客殿
楊貴妃観音石像
創建当初から足利氏の帰依を受け、浄土・真言・華厳・律・天台・禅等諸宗の兼学道場として仏教教学研究の中心的役割をなします。元寇3年(1333年)には後醍醐天皇の子、成良親王の祈願所となります。最盛時には10近くの子院を持ちますが、江戸時代には伽藍が荒廃し本堂さえも失われる状態だったと伝わります。
第九佛勢至菩薩
鐘楼
不動堂
阿弥陀堂へ
裏山には、由比ヶ浜で漁師の網のかかり引き上げられたとの言い伝えををもつ「網引地蔵」、阿仏尼の子で冷泉家の祖である歌人・「冷泉為相の墓」、収蔵庫に安置されている足利直義の念持仏「矢拾地蔵」、除夜の鐘の最中のみ公開されるという不動堂に安置されている伝説の「八坂不動明王像」、泉涌寺にある楊貴妃観音の模刻などなど見どころがいっぱい。
やぐら
5年前の夏の終わりに訪れたときはちょうど夏祭りの準備が行われていて、境内は大賑わいでした。閉ざされた阿弥陀堂へ行き着くのが精いっぱい、仕事の邪魔にならないように足早に退散しました。でも今回は裏山まで上ることができ、お寺の方から見どころもしっかり説明していただきました。ブラタモリでも紹介していたらしいのですがこれは見逃しました。残念!! それにしても阿弥陀堂のところのやぐらは迫力があって凄い。
網引地蔵のやぐら
冷泉為相のお墓